
ご自身の経験から先入観を持って転職活動をしている人が多くいます。しかし、企業によって仕事の内容ややり方などはまったく違うこともありますので、気をつけなければなりません。
一つの例として、大手企業で内部監査業務を行っていた人が、専門職としてより高度な業務を行いたい希望で、最近新興市場に上場した企業に転職して失敗した例があります。その転職先の企業では、社員数がそんなに多くないという事情もあり、必要最低限必要とされる内部監査しか行っていない状況でした。つまり、以前の職場のほうがよりご本人が望んでいる職場環境に近かったということです。
このような失敗が起こってしまったのは、自分が行っている業務はどこでも同じようにやっているものとの先入観があり、実際の転職先における状況や業務内容を調べていなかったということです。先入観を捨てて転職する企業における担当業務についてしっかりと事前に情報収集し、判断することが大切です。私が求職者の方とお話していて感じるのは、自分の行っている業務は、他でも同じやり方でやっていると思い込んでいる方がかなりいらっしゃるということです。思い込みを捨て、しっかりと事前に調べることが大切だということでしょう。
最初に転職の目的をしっかりと決めたはずが、いざとなると最初の目的と全然違った企業に入ってしまったといったこともよくあります。転職を進めていくうちに、給与や知名度などに惑わされて、当初の目的を見失ってしまうのです。
当然ですが、そんな転職をしても満足する結果にはなりません。目先の誘惑に惑わされず、最後まで目的を貫き通すことが大切です。将来的に広い視野で見て、自分のキャリアにとって必要な転職をしてください。
応募する企業もある程度固まってきたが、その企業が本当に自分に合うのか自信が持てず、応募をためらってしまうというようなこともあると思います。「本当にこの企業で自分のやりたいことができるのだろうか。」「この企業に入ってもまた不満を抱いてしまうのではないか」等、不安で応募に今一歩踏み切れないでいるのです。
このような時には、その企業で活躍する自分の姿をイメージするとよいでしょう。そうすることで、より現実的に考えられるはずです。ただ、なかなか自分だけでイメージするのは難しいこともあるでしょう。そんなときは、キャリアコンサルタントに相談することで、より現場で働く自分の姿をイメージできるようになると思います。